2007年10月30日

零余子(むかご)・秋の味覚

私は秋になると、かならず「むかご」を採って食べる。

「むかご」とは、自然薯(じねんじょ)や、山芋のつるになる実のことで、これは日当たりの良い山や、公園などでも簡単に見つけることができるのだ。


採ってきた「むかご」は炒めたり茹でたりしても、とても美味しいのであるが、私はこれを「むかごご飯」にするのである。
「むかごご飯」は、炊き上がるととても香ばしい香りがする。
そして、口に含むと、これまた素朴な味がたまらないのである。


この「むかごご飯」の作り方だけ、書いておこう。

1、米は炊く三十分前に洗っておく。

2、米と同量のダシ(水だけで、昆布をいっしょに炊いてダシのかわりにしてもよい)、その十分の一の量の酒と薄口醤油(無ければ、濃い口醤油やたまり醤油でしてみても面白い)と、「むかご」を入れ米を炊く。

この時に、米10、ダシ10、酒1、薄口醤油1、の割合で炊くのである。
これは他の炊き込みご飯にも応用できる。

3、よく蒸らしてからかき混ぜると出来上がり。

この混ぜるときにかなり香ばしい香りが漂い、嬉しくなる瞬間でもあるのだ。

良かったら、簡単なのでみなさんも試してみてください。  
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2007年10月29日

山空海温泉

関西の秘湯として、愛すべき山空海温泉。


この地図にも載っていない素晴らしき入浴施設は、大阪府能勢町下田尻の、田尻川沿いにあるのである。地図はこちら

インターネットを使用する世代の温泉マニアで、この名前を知らない人は「もぐり」であろうとも言えるのだ。


私は以前は頻繁に行っていたのだが、今回は一年半ぶりにここに来たのである。


まず、細い道で川を渡り、駐車場に車を停めると、三頭の犬たちが思い切り吼えながら走ってくるという熱烈歓迎を受ける。

この犬のうち、二頭のゴールデンレトリーバーは頭などを撫でてやったら喜ぶが、雑種の一頭にはあまり近づかないほうがいいだろう。

川沿いを温泉に向かって歩いてゆく。




すると、愛すべきB級施設群が現れてくるのだ。


そして、横の川を見ると、なぜかアヒルが呑気に泳いでいる。

券売機の前にはシーサー、やはり魔よけなのであろう。


券売機は以前のものとは違って(料金改定のため)、かなりハイテクなものになっていた。

ここに、券売機が必要なのかということは、ここでは問題ではない。

すぐ後ろのおばさんに、チケットを振り返りながら渡し、風呂へ。

プレハブの建物を横切り、置くの浴室へゆく。



この浴室や浴槽もまた素晴らしい。


脱衣所から扉を開けると、いつも湯気によってほとんど曇った状態になっている。


そこへ、コンクリートの深めの浴槽が二つ。

向かって左の浴槽に加温された源泉が投入され、向かって左の浴槽に流れるようになっている。
もちろん源泉かけ流し。




湯治用に作られた施設であるので、向かって右の浴槽は32~36度にしておかなければならない。


そして、向かって右の浴槽の横には、一人用のステンレス浴槽がある。

これは源泉を加温せずに、水風呂として使用している。

シャワーも二つあり、これにも源泉が使われているのである。


大きな二つの浴槽では硫黄の香りは感じることができないが、水風呂をはじめ源泉からは硫黄の香りが漂い、飲むときっちりした卵味がする。
この湯もまた素晴らしい。


ここに来ると私は、まずぬる目の浴槽で30分ほど浸かり、熱めの浴槽に移動してから、水風呂に入る。
そんなことを何回か繰り返し湯浴みを楽しむのである。

このぬるめの湯に浸かっているときは、時間が止まったようで本当に良い空間にいるものだと感じられるのだ。そして、窓の隙間から景色を少し湯気越しに眺め過ごす時間は本当に素晴らしい。

ここはいつまでもこのままであってほしい施設であった。  
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2007年10月28日

鳥飼の里温泉

大阪府摂津市にある、鳥飼の里温泉に入ってきた。地図はこちら


ここは毎分約630リットルも湧く、33度の単純温泉をほとんどの浴槽に使用している。

料金は基本的には550円。


そして、露天風呂にある、壷湯と桧風呂は消毒したそのままの源泉をかけ流しにしているのだ。
加温もしていない源泉のため、少し冷たく感じられるが、他の加温された浴槽と交互に入ることによって交互浴が楽しめるのである。

成分的には茶色い湯の花みたいなものがたまに浮遊しているぐらいだが、ほとんど源泉に何もせずにかけ流しにする努力はなかなかいいものであると思う。


ついでにこの施設には、隣接して「わんちゃんの里温泉」という、お犬様専用の施設があり、愛犬を源泉かけ流しの湯で楽しませてあげることもできるのであるのだ。  
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2007年10月27日

五千円札

先日、電気屋で買い物したときのことであった。

レジで一万円を出すと、

「すいません、千円札ばかりで細かくなって、古い聖徳太子の五千円札が混ざってもよければ、あるんですが」
と言われた。

「新渡戸稲造じゃないんですか?」
と聞くと、

「ええ、その前の聖徳太子のです」
と言って見せてきたので、思わず、

「それにしてください」
と言って、お釣りをもらった。

「どっかのボケた婆ちゃんが持ってきたんですか?」
と聞くと、

「いや、マニアのおじさんが嬉しがって持ってきたようです」
とのこと。


若い私には、あまり馴染みのない紙幣だが、このブログをご覧の読者の皆様のなかには、
「あー、これ、懐かしい」と言っておられる方もいるだろう。





調べてみると、この五千円札の絵柄は、昭和32年から、昭和59年までのものらしい。

http://www.npb.go.jp/ja/kids/rekishi/03showa.html

とりあえず、使わずに(いや、これを使うのは少し勇気がいるだろう)これはしまっておくことにした。  
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2007年10月21日

ギョサン男二人

十月最初の三連休、ある東京の男性が京都にやってきた。

彼は35歳、独身、現在東京で仕事をしている。
私が彼と知り合ったのは、小笠原であった。

それまで彼は、あまり旅というものをしてはいなかったのだが、この春に小笠原に行ったことによって旅に夢中になってしまった。
その後、彼はもう一度小笠原に戻り(しかも共勝丸で)、それから北海道、波照間などを一人で旅していたのである。
一度、旅を覚えてしまった人間は麻薬中毒患者と同じである。
つまり、それから就職したとしても、旅に出たくてウズウズしてくるのだ。

そして、彼はこの秋、伊豆諸島高速船クルージング(神津島に行こうとして、寝過ごしたらしい)を終えたあと、三連休を利用して京都に来たのだった。

ただ、普通の観光客と違うことは鉄道の日記念キップで、京都まで鈍行で来たということであろう。普通の社会人ならありえない選択だ。
彼はさらに京都ではゲストハウス(確か一泊2500円ほど、朝食付き、外人多し)に泊まっていたのであった。
しかも、行きたい場所は宇治だという。宇治を選択するなど、なかなか通ではないか。

そんな彼と久しぶりに再会し、祇園で「京懐石」ならぬ、「京のおばんざい盛り合わせ」をアテに、酒を酌み交わしたのであった。

その後、白川や花見小路、先斗町などを舞妓さんを眺めながら歩いたのであったが、なんと彼はもう十月だというのにギョサンを履いていたのであった。
やはり社会人失格であろう。

二人で足元だけ撮影し、私たちは別れたのであった。


人によって「旅」のスタイルは様々であり、それについてどうのこうの言うつもりはまったくない。
しかし、私のような人間にとって、一般の人たちが喜ぶ、または選択する、お仕着せのツアーなどは逆に行くほうが苦痛であるのだ。
このような人間は社会に存在すべきでないのことはわかっているのだが、こうなってしまった以上どうしようもない。
みなさんにはくれぐれもこのような人間にならないでいてほしい。
人間、平凡で普通なのが一番であるのだと思う。  
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2007年10月20日

レイクフォレストリゾート温泉・まほろばの湯

京都府で唯一の村であり、京都府の一番南の端に位置する南山城村。
その南山城村にレイクフォレストリゾートという、ゴルフ場やスポーツ施設などがあるホテルがあり、そこでも温泉を掘って浴場に使用しているのである。


ここも入浴料が1200円ほどなので、なかなか入るのに躊躇していたのだが、今回は温泉博士のおかげで無料で入らせてもらうことができた。


受付で、タオル、バスタオルなどを渡してもらえるので手ぶらでの入浴が可能。
ロッカーはかなり広めで、脱衣場の横には広い休憩室がある。

源泉は28度の単純温泉で、もちろん循環濾過消毒。
消毒臭は露天、内湯ともにかなりきつかった。





ついでに、ここにも岩盤浴ができていたのであった。

※『温泉博士』温泉手形利用無料入浴   
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2007年10月18日

わかさぎ温泉・笠置いこいの館

京都府の南東、京都というより奈良に近い笠置町にある温泉施設。
笠置温泉という温泉が以前はあったそうだが、今はない。

それとはまったく別に、ここには比較的新しい施設が建てられている。


源泉名は「わかさぎ温泉」、もうちょっとマシな名前をつけてほしいものだ。
泉質は、含弱放射能ーナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉であり、内湯のみに加温循環濾過消毒で使用されている。

入った感じは、かなりヌルヌル感があるが、これが湯の濃さか、加温循環のためかはわからない。
もちろん循環させることによって放射能は飛んでしまっているだろう。
そして、消毒臭がかなりするのはあまり入っている気にはなれない。

露天風呂は薬草風呂となっているが、こちらは水道水を使用している。


この施設は、以前から入るのに躊躇していたのだが、やはり前時代の消毒信仰を物語っているような施設であった。


※『温泉博士』温泉手形利用無料入浴  
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2007年10月17日

京都竹の郷温泉・ホテル京都エミナース


京都の西、桂のニュータウンの真ん中にあるホテル。
それに隣接して建てられている温泉施設である。

ここは以前に何回も入ったことがあるが、無料入浴をしてみた。

まず、初めて気づいたのは、ここには二本の温泉が掘られているということだ。

1号温泉は地下1000メートルから一分間に142リットル湧出する、42度の単純温泉。
これがほとんどの浴槽に循環濾過消毒で使われている。

2号温泉は地下300メートルから一分間に224リットル湧出する、21度のナトリウムー炭酸水素塩泉。
これは、季節湯と水風呂に循環で、うたせ湯とシャワー、カランの半分にかけ流しで使われている。

うたせ湯といっても、浴槽がないので、ネット温泉用語におけるアビルマンとなってしまうわけだ。

そして、シャワーやカランに使用するぐらいなら、かけ流しの浴槽を一つぐらい作ってほしいものである。この湯の使い方はもったいない。

平日の昼までありながらも、ここにはたくさんの人が訪れていた。






※『温泉博士』温泉手形利用無料入浴   
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2007年10月16日

湯あそびひろば 渚の湯

渚の湯は、大阪府枚方市にかなり以前からあるスーパー銭湯。

しかし、ここに温泉が使われているという情報を得たので、検証するため入ってきた。

ここは二階建てであるのだが、一階が脱衣場と温泉浴場。
二階は温泉ではなく、様々な浴槽や露天風呂などがあるスーパー銭湯となっていて、サウナなどの別料金ゾーンを除けば、一階、二階ともに銭湯料金で入ることができるだ。

私は迷わず温泉を使った一階の浴場に突入。


だが、誰もいない。




まったく誰もいないので、本当にここに入っていいのだろうか、と思うぐらいである。

ここにはローリーでどこかから運ばれてきた、アルカリ性単純温泉が使用されている。
浴槽のふちには白い析出物がほんの少しだけついているので温泉であろう。
そして、浴槽の手前のかなり広いスペースには、防水性の畳が敷かれていて寝転がることもできる。

一階は誰も入っていないというのに、二階のスーパー銭湯エリアにはかなりの人が入っていた。

私なら必ず温泉を楽しむのに、世間ではこうなるのだろう。

温泉については特に何も記すことはない。

しかし、銭湯料金で手軽に温泉を味わうのなら、ここの努力を評価してもよいのではないか、と思ったのである。  
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2007年10月05日

宮津温泉・茶六別館



宮津温泉では茶六別館に入らせてもらう。

こじんまりとした料理旅館だが、雰囲気はかなりいい。



落ち着いた感じに非常に好感が持てる宿である。







さて、温泉であるが、宮津温泉2号泉を内湯、露天風呂に使用。





17度の含硫黄ーナトリウムー塩化物泉(硫化水素型)を加水循環。
もちろん硫黄の香りは完全に消えてしまっているが、ほんの少しだけ茶色に色づいているような気もした。
お湯は熱め、ここは雰囲気を楽しむならいいところであろう。
  
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2007年10月04日

みかた温泉・きららの湯

福井県は若狭町(三方と上中が合併した)にある、みかた温泉・きららの湯。

以前は、すぐとなりにレピアの湯という仮設の建物が建っていて、循環ながらも薄く黄色く色づいた塩辛い濃厚な湯を楽しめる施設であった。



仮設と言ってもかなり設備はよく、現在この建物は焼肉屋になっている。


レピアの湯の閉鎖のあとは、となりにきららの湯というでかい施設ができているので入ってみた。



あの濃厚なナトリウムー塩化物強塩温泉はどうなっているのだろうか。

入ってみると、露天風呂の一部と内湯の小さい浴槽に源泉は使われていた。
しかし、循環濾過消毒で以前の湯に比べると確実に落ちている。
何よりも湯の鮮度がまったく違う。
ただ、濃い塩味の温泉であるため、以前の湯と比較しないならこの湯でもいいのかもしれない。


こちらは玄関先にある無料の足湯。


きっちりと鉄分も残っていて、この湯が一番良かったのであった。  
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2007年10月03日

和田温泉・ふる里交流センター

福井県の美浜町の、海沿いの鄙びた集落の中にあった和田温泉・ふる里交流センター。


ここは以前から土曜、日曜の夕方だけの営業であったらしい。
しかし、日曜に訪れてみたが閉まっていた。
もう温泉の営業はやめたのだろうか。  
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2007年10月03日

出石温泉・出石温泉館 乙女の湯

この施設は平成17年にオープンしただけあって新しい。


源泉は29度のナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉。

加水はしていないが、内湯、露天風呂ともに循環。
しかし、温泉らしさは比較的感じられる。



内湯は広くて深く、雰囲気は悪くない。



露天風呂もまあまあだった。


※『温泉博士』温泉手形利用無料入浴  
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2007年10月02日

鹿野温泉・国民宿舎山紫苑


ここは『温泉博士』の無料温泉手形が使えるので立ち寄った。


内湯は循環で消毒臭がきつかった。


露天風呂の雰囲気はまあまあである。
露天風呂には単純温泉の湯がかけ流しで使用されていた。


※『温泉博士』温泉手形利用無料入浴  
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2007年10月01日

羽合温泉・羽衣

「日本のハワイ」などとして売り出していた鳥取県羽合温泉。
さすがにもう「日本のハワイ」とは言わなくなったようだが。

そんなハワイ温泉にトロピカルムードを求めて訪ねたのは、ホテル羽衣。地図はこちら



ここはジャングル風呂と庭園露天風呂があるらしい。

まず脱衣所から出ると、そこは南国、いや、古い巨大な温室のよう。





そこに熱帯性の植物が植えられていて、摩訶不思議なB級感漂う内風呂となっている。







そんな昭和のハイカラさを絵に描いたような素敵な内風呂に併設された露天風呂は、石組の庭園風。



目の前には東郷湖が広がり、庭の手入れは行き届いていてなかなかのものである。

源泉はナトリウムー塩化物泉、湯口には濃厚な白い析出物が堆積している。

湯温は熱めでありすぐに汗が噴出してきて南国ムードを味わうことができるのだった。

ここはなかなかB級好きにはたまらないものがある温泉であった。  
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