2008年05月30日
農園 杉・五兵衛
大阪府枚方市の奥地、杉地区の野山を利用した農園「杉・五兵衛」に行ってきた。
地図はこちら

なぜ、農園などにわざわざ行ったのかと言えば、ここは園内で収穫した無農薬で化学肥料の使用されていない野菜を中心とした農園料理を食べさせてくれるからだ。
さらに使用している水も地下水。
そして洗剤も使用せず、重曹やEMなどで洗い物をしている徹底ぶり。
これを目当てにあるお祝いをここでしたのである。

ここにはテラスハウスもあり、こちらは昼間だけの営業。
しかし、ここでも農園弁当などの昼食を気軽に楽しむことができる。
食事の前に、まず農園散策。
料亭などで庭園を散策することができる店はあるが、農園を散策する店はほとんどないだろう。
農園に入ると、本館までの間に非日常的な風景が広がっていた。
それはロバ牧場である。ロバが鳴いている、暴れている、そしてエサをねだりにくる。



ロバだらけで大迫力。中にはヤギもいる。
このロバは中国の山東野驢馬といい、子供が喜ぶため飼いはじめたらしいが、だんだんと頭数が多くなってきたため、ロバの糞を堆肥にする有機循環農法の原動力となっているという。
さらに園内を散策する。
この時期は花菖蒲には少し早かったが、もう咲き始めているものもあった。
広い園内には様々な農作物、果樹や山菜などが実っていて、楽しくなる。




民家風の味のある本館に入ると、待合で朝摘みのよく冷えたイチゴが出された。
形はそんなによくないが、かなり美味しい。
ここでの食事は個室が用意される。そしてその個室もそれぞれが味のある部屋なのである。





見ていただいたらわかるように、同じ6000円でもヘタな京懐石を食べるよりは、よっぽどか素晴らしい料理の数々である。
すべて丁寧に作られた美味しいもの。
これらの料理に大満足した一日であった。

なぜ、農園などにわざわざ行ったのかと言えば、ここは園内で収穫した無農薬で化学肥料の使用されていない野菜を中心とした農園料理を食べさせてくれるからだ。
さらに使用している水も地下水。
そして洗剤も使用せず、重曹やEMなどで洗い物をしている徹底ぶり。
これを目当てにあるお祝いをここでしたのである。
ここにはテラスハウスもあり、こちらは昼間だけの営業。
しかし、ここでも農園弁当などの昼食を気軽に楽しむことができる。
食事の前に、まず農園散策。
料亭などで庭園を散策することができる店はあるが、農園を散策する店はほとんどないだろう。
農園に入ると、本館までの間に非日常的な風景が広がっていた。
それはロバ牧場である。ロバが鳴いている、暴れている、そしてエサをねだりにくる。
ロバだらけで大迫力。中にはヤギもいる。
このロバは中国の山東野驢馬といい、子供が喜ぶため飼いはじめたらしいが、だんだんと頭数が多くなってきたため、ロバの糞を堆肥にする有機循環農法の原動力となっているという。
さらに園内を散策する。
この時期は花菖蒲には少し早かったが、もう咲き始めているものもあった。
広い園内には様々な農作物、果樹や山菜などが実っていて、楽しくなる。
民家風の味のある本館に入ると、待合で朝摘みのよく冷えたイチゴが出された。
形はそんなによくないが、かなり美味しい。
ここでの食事は個室が用意される。そしてその個室もそれぞれが味のある部屋なのである。
さて、お待ちかねの食事である。
今回は農園会席6000円の料理を注文。
食前酒代わりの紫蘇ジュースに、古代蓮と紅いものチップス

酒は地元枚方の酒蔵、穂谷酒造の生が用意され、この器などももちろん手作り

新タマネギのふろふき そらまめ
新タマネギは酢味噌が添えられオオバにくるんで食べる

やってきたのは本膳

味のある膳に農園の恵みを丁寧にあしらっている

どこから箸をつけようか悩むがとりあえず自家製ドレッシングのサラダを
イタドリ、ハチク、タマネギ、スナックエンドウ、さくらんぼ、そして添えられたツツジの花も食べられる

ハチクの器に盛られた木の芽和えなど
もちろんこのハチクも食べられ美味しい

ハチクに盛られていないのは、セリの白和え、フキ、エンドウ、サンショウ、地鶏のしぐれ煮風、グミなども

これは鯉の洗い、もちろん臭みなどまったくなし

天ぷらは、タラの芽、アカシアの花、そしてなんとオオバコの葉
オオバコも美味しい

本膳の次は、できたてのまだ温かい豆腐
カラシと柚子が添えられていて、ダシも用意されているが、ダシをかけなくとも豆腐の味が生きていて美味い

次は陶板焼き

和牛、ハチク、アシタバ、レタス、タマネギを、なんとホウ葉味噌でいただくのだ
さらには岩魚の塩焼き
酢でいただき、フキの葉の佃煮が添えられる

ご飯なども登場

ハチクの吸い物にはミカンの花が
ご飯は炊き込みご飯
高菜、毛馬胡瓜などの漬物

どれも素晴らしい
最後はもちろんデザート

これは女性客だけへのサービス
デザートはアイスクリームとイチゴ

濃厚なアイスクリームを食べると、中からはなんと柿シャーベットが

今回は農園会席6000円の料理を注文。
食前酒代わりの紫蘇ジュースに、古代蓮と紅いものチップス
酒は地元枚方の酒蔵、穂谷酒造の生が用意され、この器などももちろん手作り
新タマネギのふろふき そらまめ
新タマネギは酢味噌が添えられオオバにくるんで食べる
やってきたのは本膳
味のある膳に農園の恵みを丁寧にあしらっている
どこから箸をつけようか悩むがとりあえず自家製ドレッシングのサラダを
イタドリ、ハチク、タマネギ、スナックエンドウ、さくらんぼ、そして添えられたツツジの花も食べられる
ハチクの器に盛られた木の芽和えなど
もちろんこのハチクも食べられ美味しい
ハチクに盛られていないのは、セリの白和え、フキ、エンドウ、サンショウ、地鶏のしぐれ煮風、グミなども
これは鯉の洗い、もちろん臭みなどまったくなし
天ぷらは、タラの芽、アカシアの花、そしてなんとオオバコの葉
オオバコも美味しい
本膳の次は、できたてのまだ温かい豆腐
カラシと柚子が添えられていて、ダシも用意されているが、ダシをかけなくとも豆腐の味が生きていて美味い
次は陶板焼き
和牛、ハチク、アシタバ、レタス、タマネギを、なんとホウ葉味噌でいただくのだ
さらには岩魚の塩焼き
酢でいただき、フキの葉の佃煮が添えられる
ご飯なども登場
ハチクの吸い物にはミカンの花が
ご飯は炊き込みご飯
高菜、毛馬胡瓜などの漬物
どれも素晴らしい
最後はもちろんデザート
これは女性客だけへのサービス
デザートはアイスクリームとイチゴ
濃厚なアイスクリームを食べると、中からはなんと柿シャーベットが
見ていただいたらわかるように、同じ6000円でもヘタな京懐石を食べるよりは、よっぽどか素晴らしい料理の数々である。
すべて丁寧に作られた美味しいもの。
これらの料理に大満足した一日であった。
2008年05月29日
不動温泉
京都市内から比叡山方面へ、山中越えを滋賀県方面へ上っていく途中にこの湯はある。
地図はこちら
京都市内でありながら、携帯電話はまったく通じないという奥座敷、というか中途半端な山奥である。
北白川ラジウム温泉という施設も隣接しているが、私はこの不動温泉のほうが好きであり、入浴した感じもこちらのほうが効能があるように感じる。

ここは不動院というお寺の、寺湯的な施設である。

まず、若女将の丁寧な出迎えを受けて中に入ると、座敷に通される。

内装は昭和のかほりがプンプンする、良質の座敷であり、ここで昼間からトドのようにくつろいだりできるのだ。

そして無料で出されるのは源泉で入れた番茶、これはとても有難い。
あっさりとおいしくて何杯も飲んでしまった。
ここの源泉はおそらく放射能を含む冷鉱泉のはず。
北白川という庭園資材ではとても重要な「白川砂」の産地でもある花崗岩の、岩盤を通って染み出してきた弱放射能を含む水である。

浴室は共同浴場風でこじんまりとしている。
天上はあまり低くなく、窓は締め切ったまま、これはラジウム泉の使い方として理想的。
なぜならば、ラジウムは気化するとラドンとなる。
このラドンを吸入することにより、体質を改善させる働きもあるからだ。
源泉は湧出量もあまりないだろう。
当然のことながら、循環ろ過消毒であるが、きつい塩素臭はしない。
入っているとすぐに汗が噴出してくる。
そして、体はやたらと温まる。
私は放射能泉との愛称が意外と悪いのであるが、ここの湯は体に合う。
入ると少し体が楽になるような気がするのだ。
ここは1200円、決して安いとは言えないのだが、座敷で昼間からゴロゴロしてお茶を飲み、何回も入浴するとすれば、これは高くはない。
携帯電話の通じないこの空間において、日常そのものを忘れることはある意味で真の湯治とも言える。

外に出ると不動院の脇に、大きな手水鉢が置かれ源泉が溜められている。
飲むと本当に美味しい水で、汲んで帰って酒を飲んだ後にこの水を飲むと二日酔いがマシになるようだ。
その下にある小さな小さな池の傍には、モリアオガエルが卵を産み付けていた。

ついでに、@nifty温泉の京都北白川 不動温泉 のクチコミを見ると、驚くことにかなりいい評判であり面白いことが書かれていた。→コチラ

京都市内でありながら、携帯電話はまったく通じないという奥座敷、というか中途半端な山奥である。
北白川ラジウム温泉という施設も隣接しているが、私はこの不動温泉のほうが好きであり、入浴した感じもこちらのほうが効能があるように感じる。
ここは不動院というお寺の、寺湯的な施設である。
まず、若女将の丁寧な出迎えを受けて中に入ると、座敷に通される。
内装は昭和のかほりがプンプンする、良質の座敷であり、ここで昼間からトドのようにくつろいだりできるのだ。
そして無料で出されるのは源泉で入れた番茶、これはとても有難い。
あっさりとおいしくて何杯も飲んでしまった。
ここの源泉はおそらく放射能を含む冷鉱泉のはず。
北白川という庭園資材ではとても重要な「白川砂」の産地でもある花崗岩の、岩盤を通って染み出してきた弱放射能を含む水である。
浴室は共同浴場風でこじんまりとしている。
天上はあまり低くなく、窓は締め切ったまま、これはラジウム泉の使い方として理想的。
なぜならば、ラジウムは気化するとラドンとなる。
このラドンを吸入することにより、体質を改善させる働きもあるからだ。
源泉は湧出量もあまりないだろう。
当然のことながら、循環ろ過消毒であるが、きつい塩素臭はしない。
入っているとすぐに汗が噴出してくる。
そして、体はやたらと温まる。
私は放射能泉との愛称が意外と悪いのであるが、ここの湯は体に合う。
入ると少し体が楽になるような気がするのだ。
ここは1200円、決して安いとは言えないのだが、座敷で昼間からゴロゴロしてお茶を飲み、何回も入浴するとすれば、これは高くはない。
携帯電話の通じないこの空間において、日常そのものを忘れることはある意味で真の湯治とも言える。
外に出ると不動院の脇に、大きな手水鉢が置かれ源泉が溜められている。
飲むと本当に美味しい水で、汲んで帰って酒を飲んだ後にこの水を飲むと二日酔いがマシになるようだ。
その下にある小さな小さな池の傍には、モリアオガエルが卵を産み付けていた。
ついでに、@nifty温泉の京都北白川 不動温泉 のクチコミを見ると、驚くことにかなりいい評判であり面白いことが書かれていた。→コチラ
2008年05月28日
琵琶湖博物館で食事
先日、甥とじいじを連れて訪れた琵琶湖博物館。
ここは博物館でありながら、淡水魚の水族館的な展示もされていて、家族連れでも楽しむことができるのだ。
そして、昼食を食べようと入ったのは、ミュージアムレストラン「にほのうみ」。
そこで、近江御膳 (¥1,530)と、湖国御膳 (¥1,430) を注文してみた。
まさに琵琶湖からの恵みといった内容だが、このメニュー見た方は「えっ? ブラックバスやナマズの天ぷらなんて食べられるの?」 と驚くかもしれない。
実はブラックバスもナマズも白身で比較的おいしい魚であるのだ。
私は食べ比べると、ナマズのほうが美味しいと感じた。ヘタなハモ天を食べるよりは、このナマズ天を食べたほうが美味しいかもしれない。
ブラックバスも高タンパク低カロリーの食材である。

ナマズはともかく、ブラックバスやブルーギルなどはもっと食用に利用されるべきである。
他のメニューとしては、バス天丼やバスやビワマスの天ぷらうどんなども人気があるという。
琵琶湖をはじめ、全国的にブラックバスの密放流、またその繁殖による日本固有の生態系への被害はかなり深刻なものである。
それらは、自分たちの欲望のままに先人たちから受け継いできた自然を簡単に壊滅的にさせる人間、とりわけバス釣り愛好者と、釣具屋が故意に犯した過ちである。
これら密放流は悪質であり、私の前の職場の池にもブラックバスを密放流され、在来の希少なメダカが絶滅させられた。
もちろん大きなところでは、琵琶湖などで深刻な漁業被害がもたらされている。
これらは「自分たちの楽しみ」という欲望だけしか考えていない釣り人が引き起こした人災であろう。
いつも言っていることだが、人間が犯した自然破壊は、人間がその自然を元に戻さなければならない。
琵琶湖ではブラックバスなどの外来魚を釣り上げた場合の再放流を禁止している。
これが、いったいどこまで守られているだろうか。
もっと根本的に、日本の生態系を破壊する外来魚の駆除を進めるべきである。
バス釣り愛好家や、釣具屋、そしてヒステリックな動物愛護団体の言うことなど無視すべきであろう。
そんな理由からも、ブラックバスの食用利用をもっとすすめるべきだ。
きれいな水で育ったブラックバスをちゃんと処理して料理すれば、美味しい魚料理に変身する。
日本の儚い生態系を守るためにも、外来魚撲滅のための食用利用をもっとすすめるべきだと考えている。
ここは博物館でありながら、淡水魚の水族館的な展示もされていて、家族連れでも楽しむことができるのだ。
そして、昼食を食べようと入ったのは、ミュージアムレストラン「にほのうみ」。
そこで、近江御膳 (¥1,530)と、湖国御膳 (¥1,430) を注文してみた。
こちらが近江御膳

内容は、ひれかつ、バス天ぷら、炊き合わせ、鴨ロース、鰻、
ごりの佃煮、季節の御飯、吸い物、香の物
こちらは湖国御膳

内容は、子鮎の南蛮漬、ナマズ天ぷら、炊き合わせ、鴨ロース、鰻、
ごりの佃煮、季節の御飯、赤だし、香の物
内容は、ひれかつ、バス天ぷら、炊き合わせ、鴨ロース、鰻、
ごりの佃煮、季節の御飯、吸い物、香の物
こちらは湖国御膳
内容は、子鮎の南蛮漬、ナマズ天ぷら、炊き合わせ、鴨ロース、鰻、
ごりの佃煮、季節の御飯、赤だし、香の物
まさに琵琶湖からの恵みといった内容だが、このメニュー見た方は「えっ? ブラックバスやナマズの天ぷらなんて食べられるの?」 と驚くかもしれない。
実はブラックバスもナマズも白身で比較的おいしい魚であるのだ。
私は食べ比べると、ナマズのほうが美味しいと感じた。ヘタなハモ天を食べるよりは、このナマズ天を食べたほうが美味しいかもしれない。
ブラックバスも高タンパク低カロリーの食材である。
ナマズはともかく、ブラックバスやブルーギルなどはもっと食用に利用されるべきである。
他のメニューとしては、バス天丼やバスやビワマスの天ぷらうどんなども人気があるという。
琵琶湖をはじめ、全国的にブラックバスの密放流、またその繁殖による日本固有の生態系への被害はかなり深刻なものである。
それらは、自分たちの欲望のままに先人たちから受け継いできた自然を簡単に壊滅的にさせる人間、とりわけバス釣り愛好者と、釣具屋が故意に犯した過ちである。
これら密放流は悪質であり、私の前の職場の池にもブラックバスを密放流され、在来の希少なメダカが絶滅させられた。
もちろん大きなところでは、琵琶湖などで深刻な漁業被害がもたらされている。
これらは「自分たちの楽しみ」という欲望だけしか考えていない釣り人が引き起こした人災であろう。
いつも言っていることだが、人間が犯した自然破壊は、人間がその自然を元に戻さなければならない。
琵琶湖ではブラックバスなどの外来魚を釣り上げた場合の再放流を禁止している。
これが、いったいどこまで守られているだろうか。
もっと根本的に、日本の生態系を破壊する外来魚の駆除を進めるべきである。
バス釣り愛好家や、釣具屋、そしてヒステリックな動物愛護団体の言うことなど無視すべきであろう。
そんな理由からも、ブラックバスの食用利用をもっとすすめるべきだ。
きれいな水で育ったブラックバスをちゃんと処理して料理すれば、美味しい魚料理に変身する。
日本の儚い生態系を守るためにも、外来魚撲滅のための食用利用をもっとすすめるべきだと考えている。
2008年05月24日
春の花に
春になると、木や草が一斉に芽吹きだし、その中には花をつけるものも多い。
桜なんかはその代表格で、この花が一番好きだという人は多いだろう。
また、藤などの優美な花房と香りに魅せられることもある。
春は本当にたくさんの花が咲き誇るが、私が好きな花の一つにミツバツツジという花がある。

このミツバツツジ、山に自生しているため「ヤマツツジ」と呼ばれることもあるが、「ヤマツツジ」というツツジとは別の種類のツツジなのである。
花を咲かせるのは、京都でだいたい四月中旬から下旬ぐらいか。
落葉性低木のため、葉がない小枝にたくさんの薄紫の花を咲かせ、さらに日陰にもよく耐えるため、この花が咲く林の中は薄霞と言っても過言ではないほど淡い紫に染めあげるのである。
ただし、花が咲いていないときは芝にでもされそうなほど色気のない木でもあるのだ。
そして、どちらかというと日本の花らしく、「ささやか」に咲いているとも言うべきか。
派手さはあまりなく、どちらかと言えば自己主張をしない地味な花とも言えよう。

私は日本の派手さのない花たちが大好きだ。
派手さはなくとも、心に残る美しさがある。
そしてまわりの情景と見事に調和し咲き誇るという何とも言えない良さがある。
だから外来の花はほとんど扱ったことがないし、また興味もない。
「和」の花。
日本のものにはよく「和」という文字がつく。
「和室」「和食」など。
「和」という文字を広辞苑で調べてみると、
「おだやかなこと」
「なごやかなこと」
「のどかなこと」
「なかよくすること」
「あわせること」
「うまくまざること」
といったことが書かれている。
この「和」という文字の持つ意味そのものが日本そのものなのである。
だから日本人は外国人に理解されない曖昧さもうまく使っているし、逆に人間も含めて動植物の外来種の移入には非常に弱い。
「和」の裏には、ある種の「儚さ」も隠されているのかもしれない。
そこが日本、つまり「和」の魅力でもあるのだが。
人は花に自分を重ね合わせたり、自分にないものを求めたりする場合もある。
私が好きなのは「儚さ」や「侘び」「寂び」の美しさのある「和の花」。
私の場合は花にどちらを求めているのだろうか。
桜なんかはその代表格で、この花が一番好きだという人は多いだろう。
また、藤などの優美な花房と香りに魅せられることもある。
春は本当にたくさんの花が咲き誇るが、私が好きな花の一つにミツバツツジという花がある。
このミツバツツジ、山に自生しているため「ヤマツツジ」と呼ばれることもあるが、「ヤマツツジ」というツツジとは別の種類のツツジなのである。
花を咲かせるのは、京都でだいたい四月中旬から下旬ぐらいか。
落葉性低木のため、葉がない小枝にたくさんの薄紫の花を咲かせ、さらに日陰にもよく耐えるため、この花が咲く林の中は薄霞と言っても過言ではないほど淡い紫に染めあげるのである。
ただし、花が咲いていないときは芝にでもされそうなほど色気のない木でもあるのだ。
そして、どちらかというと日本の花らしく、「ささやか」に咲いているとも言うべきか。
派手さはあまりなく、どちらかと言えば自己主張をしない地味な花とも言えよう。
私は日本の派手さのない花たちが大好きだ。
派手さはなくとも、心に残る美しさがある。
そしてまわりの情景と見事に調和し咲き誇るという何とも言えない良さがある。
だから外来の花はほとんど扱ったことがないし、また興味もない。
「和」の花。
日本のものにはよく「和」という文字がつく。
「和室」「和食」など。
「和」という文字を広辞苑で調べてみると、
「おだやかなこと」
「なごやかなこと」
「のどかなこと」
「なかよくすること」
「あわせること」
「うまくまざること」
といったことが書かれている。
この「和」という文字の持つ意味そのものが日本そのものなのである。
だから日本人は外国人に理解されない曖昧さもうまく使っているし、逆に人間も含めて動植物の外来種の移入には非常に弱い。
「和」の裏には、ある種の「儚さ」も隠されているのかもしれない。
そこが日本、つまり「和」の魅力でもあるのだが。
人は花に自分を重ね合わせたり、自分にないものを求めたりする場合もある。
私が好きなのは「儚さ」や「侘び」「寂び」の美しさのある「和の花」。
私の場合は花にどちらを求めているのだろうか。
2008年05月14日
2008年05月09日
倉真赤石温泉
静岡県掛川市の山奥にある倉真赤石温泉。
近くに倉真温泉という温泉があるが、かなり離れていて無関係である。

県道からそれて、けっこう山の中に入り、さらに車が離合できないような細い道を分け入ったところに温泉施設がある。


私が二年前に訪れたときは、バスと徒歩であった。
よくこんなところを見つけたものだと、自分に感心してしまう。
そしてまず迎えてくれるのは、緑に囲まれた中に放置されている、ピンク色の建物。実はこの建物は機能的で洗練された厨房なのである。


山の中にポツリとあるだけに、かなり景色はよい。
このときは浴室から、新緑の中に山藤が咲き乱れている山を眺めることができた。

浴槽は内湯のみ、そこへ加温された18度の単純硫黄冷鉱泉がかけ流しで気持ちがよい。

源泉蛇口からは僅かに硫黄臭、ヌルヌル感もありかなり濃厚な湯であると感じられる。
温泉から上がると、気さくなご主人が「まあ、ゆっくりしていきなよ」と座敷で迎えてくれた。


今回、初めて気がついたのだが、ここは食事もできるらしい。
腹も減っていなかったが、せっかくなので猪鍋を注文した。

あまり臭みのない天然猪肉と、ご主人の手作りの野菜の旨味がたまらない一品である。
ここは湯といい、雰囲気といい、ご主人の温かさといい素晴らしい温泉施設であった。
近くに倉真温泉という温泉があるが、かなり離れていて無関係である。
県道からそれて、けっこう山の中に入り、さらに車が離合できないような細い道を分け入ったところに温泉施設がある。
私が二年前に訪れたときは、バスと徒歩であった。
よくこんなところを見つけたものだと、自分に感心してしまう。
そしてまず迎えてくれるのは、緑に囲まれた中に放置されている、ピンク色の建物。実はこの建物は機能的で洗練された厨房なのである。
山の中にポツリとあるだけに、かなり景色はよい。
このときは浴室から、新緑の中に山藤が咲き乱れている山を眺めることができた。
浴槽は内湯のみ、そこへ加温された18度の単純硫黄冷鉱泉がかけ流しで気持ちがよい。
源泉蛇口からは僅かに硫黄臭、ヌルヌル感もありかなり濃厚な湯であると感じられる。
温泉から上がると、気さくなご主人が「まあ、ゆっくりしていきなよ」と座敷で迎えてくれた。
今回、初めて気がついたのだが、ここは食事もできるらしい。
腹も減っていなかったが、せっかくなので猪鍋を注文した。
あまり臭みのない天然猪肉と、ご主人の手作りの野菜の旨味がたまらない一品である。
ここは湯といい、雰囲気といい、ご主人の温かさといい素晴らしい温泉施設であった。
2008年05月08日
大井川鐵道 新金谷駅
菜めし田楽で腹も膨れたので、なんとなく立ち寄ってみた新金谷駅。

けっこう味のある駅舎で雰囲気はよい。
そして駅前にある藤棚は、見事に満開で華やかな香りを漂わせている。

藤棚越しに駅のホームを眺めると、何かが停まっている。

近くで見ると、旧国鉄の客車だった。

これらの客車が停まっているホームは、昔のまま時間が止まったようでもある。


しばらくすると、藤棚の向こうに電車が入線してきた。

目に飛び込んできたのは、なんと近鉄特急ではないか!私はびっくりした。

何事もなかったように、二両編成の近鉄特急は古い客車が停まる向かいのホームに停車している。
そして、二両編成の近鉄特急は何事もなかったように、金谷駅方面に向かっていった。
辺りを見回すと、変わった客車や電車が停まっている。
これは展望列車だろう。

これは後で大井川鐵道のHPで確認したら、古い近鉄特急らしい。

遠くを眺めると古い南海特急。

他に古い京阪特急もあるらしい。
蒸気機関車も運行している大井川鐵道は、古い車両や駅舎を残す鉄道博物館のような鉄道路線だった。
沿線には観光資源も多く、また本線のほかに「あぷとライン」という別の路線もありかなり魅力的だ。
また今度ゆっくりとこの大井川鐵道に乗って、前時代の風景を楽しんでみたいと思ったのであった。
けっこう味のある駅舎で雰囲気はよい。
そして駅前にある藤棚は、見事に満開で華やかな香りを漂わせている。
藤棚越しに駅のホームを眺めると、何かが停まっている。
近くで見ると、旧国鉄の客車だった。
これらの客車が停まっているホームは、昔のまま時間が止まったようでもある。
しばらくすると、藤棚の向こうに電車が入線してきた。
目に飛び込んできたのは、なんと近鉄特急ではないか!私はびっくりした。
何事もなかったように、二両編成の近鉄特急は古い客車が停まる向かいのホームに停車している。
そして、二両編成の近鉄特急は何事もなかったように、金谷駅方面に向かっていった。
辺りを見回すと、変わった客車や電車が停まっている。
これは展望列車だろう。
これは後で大井川鐵道のHPで確認したら、古い近鉄特急らしい。
遠くを眺めると古い南海特急。
他に古い京阪特急もあるらしい。
蒸気機関車も運行している大井川鐵道は、古い車両や駅舎を残す鉄道博物館のような鉄道路線だった。
沿線には観光資源も多く、また本線のほかに「あぷとライン」という別の路線もありかなり魅力的だ。
また今度ゆっくりとこの大井川鐵道に乗って、前時代の風景を楽しんでみたいと思ったのであった。
大井川鐵道のHPはコチラ
2008年05月07日
金谷の菜めし田楽
以前から一度食してみたいと思っていた宿場町金谷の菜めし田楽。
念願かなって今回食べることができたのである。
この菜めし田楽を提供していただける店は「よし善」、金谷駅よりも新金谷駅のほうが近く、場所は少しわかりにくい住宅街の中にある。
地図はこちら
落ち着いた店内は和風だが、椅子席のほうが多いような気もした。
私は囲炉裏が置いてある、こじんまりとしたカウンター席にひとりで座った。
さっそく注文したのは「菜めし田楽セット」(1680円)。

菜めしと、豆腐田楽5本のほかには、胡麻豆腐、吸い物、漬物、甘味がついてくる。




どれもしっかりとした味のする、洗練されているようでもあり、洗練されてないようでもある素朴な味わいが楽しめる。
そして肝心の菜めしだが、ここの菜めしは殿様に出されていたようなとても手の込んだ菜めしなのである。

店の玄関に調理法が書いてあったので、そのまま載せておこう。
「菜めしについて
一、用いるのは細葉大根の葉
一、葉脈をとりのぞき一旦湯がく
一、冷水にとり三十分ほど水にさらす
一、水揚げをした後 包丁する
一、厚手の鍋で約一時間位からいり、振りかけ上にになったらふるいにかけ細かさを揃える
(段ボール箱一杯の葉からコップ一杯弱しかできません)
一、良質の昆布からとっただし汁の調味液で炊いた御飯にこの菜の素を混ぜ込みむらし出来上がる
金谷に伝わるこの菜飯は、生葉をそのまま炒ったり漬けたりした物を混ぜる菜飯とは趣を異にしております。
その昔、お殿様に召し上がって戴くのは金谷風の菜飯でした。一般大衆が食べるのは生葉からそのままつくる菜飯だったそうです」
確かにこの菜めしに混ぜ込まれた大根葉は、青海苔のように細かく、しかし風味は大根葉であり香ばしく、しっかりとした味のついたご飯と混ざり合った独特の味がたまらない。

次に菜めしと双璧をなす田楽であるが、水をきった豆腐を串にさし、これを焼き上げたものである。
このような田楽は、東海道の宿場町ではあちこちで見られたものかもしれないが、金谷のものは味付けが特徴的であろうと考えられる。
それは、このあたりでよく使われる八丁味噌を基本とした濃厚な味噌がたっぷりとかけられているという点である。
この味付けは好き嫌いが分かれるかもしれない。
特に関西風の舌を持つ人なら、この味は濃すぎると感じてしまうかもしれない。

しかし、そんな味付けもご当地風と考えて食べてみれば、これらのものも郷土料理として楽しめることには違いない。
金谷の菜めし田楽は、旧東海道を少し感じることのできる郷土料理であった。
念願かなって今回食べることができたのである。
この菜めし田楽を提供していただける店は「よし善」、金谷駅よりも新金谷駅のほうが近く、場所は少しわかりにくい住宅街の中にある。
落ち着いた店内は和風だが、椅子席のほうが多いような気もした。
私は囲炉裏が置いてある、こじんまりとしたカウンター席にひとりで座った。
さっそく注文したのは「菜めし田楽セット」(1680円)。
菜めしと、豆腐田楽5本のほかには、胡麻豆腐、吸い物、漬物、甘味がついてくる。
どれもしっかりとした味のする、洗練されているようでもあり、洗練されてないようでもある素朴な味わいが楽しめる。
そして肝心の菜めしだが、ここの菜めしは殿様に出されていたようなとても手の込んだ菜めしなのである。
店の玄関に調理法が書いてあったので、そのまま載せておこう。
「菜めしについて
一、用いるのは細葉大根の葉
一、葉脈をとりのぞき一旦湯がく
一、冷水にとり三十分ほど水にさらす
一、水揚げをした後 包丁する
一、厚手の鍋で約一時間位からいり、振りかけ上にになったらふるいにかけ細かさを揃える
(段ボール箱一杯の葉からコップ一杯弱しかできません)
一、良質の昆布からとっただし汁の調味液で炊いた御飯にこの菜の素を混ぜ込みむらし出来上がる
金谷に伝わるこの菜飯は、生葉をそのまま炒ったり漬けたりした物を混ぜる菜飯とは趣を異にしております。
その昔、お殿様に召し上がって戴くのは金谷風の菜飯でした。一般大衆が食べるのは生葉からそのままつくる菜飯だったそうです」
確かにこの菜めしに混ぜ込まれた大根葉は、青海苔のように細かく、しかし風味は大根葉であり香ばしく、しっかりとした味のついたご飯と混ざり合った独特の味がたまらない。
次に菜めしと双璧をなす田楽であるが、水をきった豆腐を串にさし、これを焼き上げたものである。
このような田楽は、東海道の宿場町ではあちこちで見られたものかもしれないが、金谷のものは味付けが特徴的であろうと考えられる。
それは、このあたりでよく使われる八丁味噌を基本とした濃厚な味噌がたっぷりとかけられているという点である。
この味付けは好き嫌いが分かれるかもしれない。
特に関西風の舌を持つ人なら、この味は濃すぎると感じてしまうかもしれない。
しかし、そんな味付けもご当地風と考えて食べてみれば、これらのものも郷土料理として楽しめることには違いない。
金谷の菜めし田楽は、旧東海道を少し感じることのできる郷土料理であった。
2008年05月06日
星山温泉 稲龍神山スポーツランド
星山温泉、神奈川県の超秘湯として、温泉愛好家(少々偏り気味の)の憧れの的である温泉施設だ。
葉山という高級なイメージのある避暑地にふさわしい温泉がそこにはある。
初めて行く人は必ず道に迷うというそのアプローチは、とある一軒家からかなりダートである地道を上って行くのである。
地図はこちら


四輪駆動車向きの地道を上りきったところには、鬱蒼とした木々に囲まれた目を疑うほどの楽園的空間が広がっているのだ。


まさにそこは上質な廃材置き場的空間と言った方がよいだろうか。

一歩足を踏み入れると、どこに浴室があるのか、いや本当にここは温泉だろうか、という他人の秘密基地に迷い込んでしまった、というようなスリルさえ待ち受けている。

気さくなご主人に案内された場所は確かに浴室であった。

脱衣場の戸を閉めようとすると、斜めに傾いて閉まったのであえてそのままにしておく。
こんなレアなハンドメイド感もたまらない。

ついでに、きちんとした利用券は、十枚貯めると一回の入浴が無料となるらしい。
こんな上質な空間を提供していただいているのに、なんと良心的なサービスであろうか。
意外と普通な浴室は二つあり、それらは貸切で利用されているのだが、一つは薪で沸かし、もう一つはボイラーで湯を沸かしている。
私は薪で沸かしている浴室に通された。

源泉は分析表などの掲示がないためわからないが、冷鉱泉とのこと。
湯はまったく入ることができないほど激熱であったが、浴槽にある水の蛇口も源泉のため、贅沢にもかけ流しで入ることができる。
そして湯はけっこうヌルヌル感が強く、良質の源泉であることが感じられた。


浴室には極めて芸術性の高い絵画が飾られていて、これらを眺めながら贅沢な湯浴みが楽しめるのだ。
素晴らしい温泉を堪能したあとは、こちらのご主人からいろいろなお話を聞くことができた。
ここは以前はフィールドアスレチックやバーベキューが楽しめる施設であり、その頃はかなり賑わっていたという。
この朽ちかけの建物の中にはトランポリンなどもあったという。

先代が温泉を掘り当てたのは約20年前、100メートルほど掘ったところで源泉が湧いたという。
以来、常連のお客様が手作りのバラック風休憩所などを増築して今にいたるらしい。

浴室らしき建物と、湯を沸かすボイラー室らしき建物を眺める。

薪に使用しているのは、解体された建築廃材。
以前はたくさん手に入ったようだが、最近は少なくなってきたらしい。

これらが折り重なって積み上げてられているのも、この施設に花を添える重要な要素の一つであろう。
ここは本当に素晴らしい温泉であると大満足したのであった。
葉山という高級なイメージのある避暑地にふさわしい温泉がそこにはある。
初めて行く人は必ず道に迷うというそのアプローチは、とある一軒家からかなりダートである地道を上って行くのである。
四輪駆動車向きの地道を上りきったところには、鬱蒼とした木々に囲まれた目を疑うほどの楽園的空間が広がっているのだ。
まさにそこは上質な廃材置き場的空間と言った方がよいだろうか。
一歩足を踏み入れると、どこに浴室があるのか、いや本当にここは温泉だろうか、という他人の秘密基地に迷い込んでしまった、というようなスリルさえ待ち受けている。
気さくなご主人に案内された場所は確かに浴室であった。
脱衣場の戸を閉めようとすると、斜めに傾いて閉まったのであえてそのままにしておく。
こんなレアなハンドメイド感もたまらない。
ついでに、きちんとした利用券は、十枚貯めると一回の入浴が無料となるらしい。
こんな上質な空間を提供していただいているのに、なんと良心的なサービスであろうか。
意外と普通な浴室は二つあり、それらは貸切で利用されているのだが、一つは薪で沸かし、もう一つはボイラーで湯を沸かしている。
私は薪で沸かしている浴室に通された。
源泉は分析表などの掲示がないためわからないが、冷鉱泉とのこと。
湯はまったく入ることができないほど激熱であったが、浴槽にある水の蛇口も源泉のため、贅沢にもかけ流しで入ることができる。
そして湯はけっこうヌルヌル感が強く、良質の源泉であることが感じられた。
浴室には極めて芸術性の高い絵画が飾られていて、これらを眺めながら贅沢な湯浴みが楽しめるのだ。
素晴らしい温泉を堪能したあとは、こちらのご主人からいろいろなお話を聞くことができた。
ここは以前はフィールドアスレチックやバーベキューが楽しめる施設であり、その頃はかなり賑わっていたという。
この朽ちかけの建物の中にはトランポリンなどもあったという。
先代が温泉を掘り当てたのは約20年前、100メートルほど掘ったところで源泉が湧いたという。
以来、常連のお客様が手作りのバラック風休憩所などを増築して今にいたるらしい。
浴室らしき建物と、湯を沸かすボイラー室らしき建物を眺める。
薪に使用しているのは、解体された建築廃材。
以前はたくさん手に入ったようだが、最近は少なくなってきたらしい。
これらが折り重なって積み上げてられているのも、この施設に花を添える重要な要素の一つであろう。
ここは本当に素晴らしい温泉であると大満足したのであった。
2008年05月05日
正木温泉
千葉県館山市正木にある、農家直営といったところの正木温泉。

実際に農家のご主人が少し離れた場所に湧く源泉を汲んできて、自宅を入浴施設としているようだ。
かなり道に迷ったが、何とかたどり着くことができた。
地図はこちら

民家風の、いや本当に民家にあるハンドメイド感溢れる浴室にて湯浴みをさせていただく。



壁のいたるところに達筆な文字で効能書きが掲げられている。



浴室はいちおう男女別となっているようだが、ほとんど貸切で使われているようだ。

浴槽に浮かぶマットをはずして、いざ入湯。

源泉は14度の含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉で黒湯。
湧出量は毎分1,2リットルと非常に少ないのだが、加温のみで浴槽に使用されている。
硫黄の香りは消えているが浴感はけっこうある感じだ。


こちらはもう一つの浴室。
広さなどはほとんど変わらない。


民家のお茶の間風の休憩室ではくつろぐこともできる。
往年のアイドルの色あせたポスターが新鮮だ。



外に出ると友人とここのご主人が腰掛けながら話をしていた。
ご主人は「だっぺ。だっぺ」という洗練された言葉遣いで、この源泉のことなどをいろいろ教えてくれる。

さらに猫も登場し話しに加わる。
ここに猫は四匹いるらしいが、ご主人はそれぞれの名前を覚えておらず、その日の気分で猫に名前をつけているらしい。


友人が源泉を持ち帰るというので、ご主人が汲んで置いている源泉を汲みにいってくれた。
源泉は2リットルで300円、高いような気もするが、湧出量を考えればこれは安い。
源泉の宅配もしていて、家庭でも温泉を楽しむことができるらしい。



敷地の上のほうに行くと、岩盤の中に長いトンネルが掘られていた。
聞けば江戸時代に掘られて風穴だという。

さらにそこから少し下りると、源泉を沸かす大きな釜が。
薪で湯を沸かしているとのこと。



ご主人は車まで見送ってくれた。

ここは千葉県の秘湯的な、なかなか素晴らしい施設であった。
実際に農家のご主人が少し離れた場所に湧く源泉を汲んできて、自宅を入浴施設としているようだ。
かなり道に迷ったが、何とかたどり着くことができた。
民家風の、いや本当に民家にあるハンドメイド感溢れる浴室にて湯浴みをさせていただく。
壁のいたるところに達筆な文字で効能書きが掲げられている。
浴室はいちおう男女別となっているようだが、ほとんど貸切で使われているようだ。
浴槽に浮かぶマットをはずして、いざ入湯。
源泉は14度の含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉で黒湯。
湧出量は毎分1,2リットルと非常に少ないのだが、加温のみで浴槽に使用されている。
硫黄の香りは消えているが浴感はけっこうある感じだ。
こちらはもう一つの浴室。
広さなどはほとんど変わらない。
民家のお茶の間風の休憩室ではくつろぐこともできる。
往年のアイドルの色あせたポスターが新鮮だ。
外に出ると友人とここのご主人が腰掛けながら話をしていた。
ご主人は「だっぺ。だっぺ」という洗練された言葉遣いで、この源泉のことなどをいろいろ教えてくれる。
さらに猫も登場し話しに加わる。
ここに猫は四匹いるらしいが、ご主人はそれぞれの名前を覚えておらず、その日の気分で猫に名前をつけているらしい。
友人が源泉を持ち帰るというので、ご主人が汲んで置いている源泉を汲みにいってくれた。
源泉は2リットルで300円、高いような気もするが、湧出量を考えればこれは安い。
源泉の宅配もしていて、家庭でも温泉を楽しむことができるらしい。
敷地の上のほうに行くと、岩盤の中に長いトンネルが掘られていた。
聞けば江戸時代に掘られて風穴だという。
さらにそこから少し下りると、源泉を沸かす大きな釜が。
薪で湯を沸かしているとのこと。
ご主人は車まで見送ってくれた。
ここは千葉県の秘湯的な、なかなか素晴らしい施設であった。
2008年05月04日
勝浦(つるんつるん)温泉
千葉県勝浦から少し山のほうに入ったところにある勝浦温泉。
地図はこちら

「つるんつるん」の文字がこの湯に対しての熱意を感じさせられるが、同時に脱力感も感じさせられる。

畑や山の中にあるイメージが強く、近くにはオートキャンプ場のあるニュー勝浦温泉があるらしい。


入るとそこにはローカル色、シルバー色ともに濃厚な多数の人々がくつろいでいる。
そして、シルバーなレディは腰を曲げながらカラオケを熱唱していた。
内湯のみであり、19度のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉を加温のみのかけ流しで使用。
湯はここも千葉県に多い黒湯である。

廊下には源泉が飲める飲泉場があったので飲んでみると、僅かな塩味がしていた。

そしてロビーには歴代社長の写真が。

「名湯勝浦温泉小唄」なるものが掲げられていたので写真を撮っていると、受付の女性が「ここの箸袋に歌詞が印刷されてますからどうぞ」と言って、割り箸をいただいた。


歌詞を少し掲載しておこう。
「湯婆の婆さんブクブクブーク 昔懐かし いま幸せよ(ソレ) 灘に勝る湯が湧いて出てくる(ハヨイショ) 心しみじみ菜の花が咲き 春を呼び出す 春を呼び出す」
なんと洗練された歌詞であろうか。
思わず口ずさみたくならないところに、勝浦温泉の底力を感じてしまった。
ついでに、毎月10日と20日は「ワンコインデー」として、通常800円の入浴料が500円になるらしい。
「つるんつるん」の文字がこの湯に対しての熱意を感じさせられるが、同時に脱力感も感じさせられる。
畑や山の中にあるイメージが強く、近くにはオートキャンプ場のあるニュー勝浦温泉があるらしい。
入るとそこにはローカル色、シルバー色ともに濃厚な多数の人々がくつろいでいる。
そして、シルバーなレディは腰を曲げながらカラオケを熱唱していた。
内湯のみであり、19度のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉を加温のみのかけ流しで使用。
湯はここも千葉県に多い黒湯である。
廊下には源泉が飲める飲泉場があったので飲んでみると、僅かな塩味がしていた。
そしてロビーには歴代社長の写真が。
「名湯勝浦温泉小唄」なるものが掲げられていたので写真を撮っていると、受付の女性が「ここの箸袋に歌詞が印刷されてますからどうぞ」と言って、割り箸をいただいた。
歌詞を少し掲載しておこう。
「湯婆の婆さんブクブクブーク 昔懐かし いま幸せよ(ソレ) 灘に勝る湯が湧いて出てくる(ハヨイショ) 心しみじみ菜の花が咲き 春を呼び出す 春を呼び出す」
なんと洗練された歌詞であろうか。
思わず口ずさみたくならないところに、勝浦温泉の底力を感じてしまった。
ついでに、毎月10日と20日は「ワンコインデー」として、通常800円の入浴料が500円になるらしい。
2008年05月03日
房総養老温泉 元祖養老館
養老渓谷で有名な千葉県の養老温泉では、数ある温泉旅館の中から「元祖養老館」を選んで入浴した。
地図はこちら

浴室は、フロントより一階下になる。

離れのようになっているため、外にある浴室の前には池があり、その上の廊下を歩いてゆく。



浴室には内湯のみ、そこへ加温されただけのコーヒー色の源泉が絶えず注がれている。


比較的熱めに加温された源泉は、17度のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉。
80年ほど前に上総(かずさ)掘りで掘られたままの状態で使用されている源泉である。

聞けばこの辺りは天然ガスが出るらしい。
そして、この温泉も天然ガスを掘り当てようとして、たまたま湧出したものであるという。
以来、この元湯養老館の他にも、温泉旅館が建てられ現在の温泉街となったようであるのだ。
ただ、この養老館のように循環消毒をしていない旅館は他にないらしい。
養老館は加温かけ流しにこだわっている優良温泉旅館であった。
浴室は、フロントより一階下になる。
離れのようになっているため、外にある浴室の前には池があり、その上の廊下を歩いてゆく。
浴室には内湯のみ、そこへ加温されただけのコーヒー色の源泉が絶えず注がれている。
比較的熱めに加温された源泉は、17度のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉。
80年ほど前に上総(かずさ)掘りで掘られたままの状態で使用されている源泉である。
聞けばこの辺りは天然ガスが出るらしい。
そして、この温泉も天然ガスを掘り当てようとして、たまたま湧出したものであるという。
以来、この元湯養老館の他にも、温泉旅館が建てられ現在の温泉街となったようであるのだ。
ただ、この養老館のように循環消毒をしていない旅館は他にないらしい。
養老館は加温かけ流しにこだわっている優良温泉旅館であった。
2008年05月02日
鹿島神宮
茨城県鹿島市に鎮座する、鹿島神宮。
香取神宮と並ぶ格式高い古社であり、春日大社の元の神社でもある。
御祭神は武甕槌大神。
奈良の春日大社の本殿は春日造りで四殿に分かれており、第一殿に鹿島神宮から迎えられた武甕槌命、第二殿には香取神宮から迎えられた経津主命、第三殿、第四殿には枚岡神社から迎えられた天児屋根命と比売神が祀られている。
つまり鹿島神宮は、元春日の神様をお祀りしている神社ということになるのだ。
まず、大きな鳥居をくぐり、神域へ。

杜に囲まれたさほど長くない参道に足をすすめると、寛政十一年(1634)に建てられた重要文化財の楼門をくぐって社頭に出てくる。

拝殿の前には石鳥居が建ち、ここの御社殿も権現造りである。


この御社殿には権現造りとして特徴的な石の間が残っているという。
石の間は拝殿と本殿を繋ぐ建物である。

本殿は黒塗りであり、精巧な彩色がなされており美しい。

本殿は流造りであるが、屋根の流れをさらに伸ばして石の間に連結しているところが珍しい。

本殿に向かい合うように建てられているのが仮殿。

その名のとおり、本殿などを修復するときに御神体をお遷しする仮の本殿であり、現在は摂末社の御神霊をお祀りしているという。

ここも石灯篭には鹿が刻まれており、戦前は境内にも鹿がいたらしく、現在には境内の鹿園にて飼育をされているらしい。
なぜ鹿か、ということであるが、鹿島神宮の神使は鹿であり、これは奈良の春日大社と同じことである。
以前から、この鹿島神宮、香取神宮を参拝したいと思っていたのだが、ようやく念願かなって今回参拝するができたのであった。
香取神宮と並ぶ格式高い古社であり、春日大社の元の神社でもある。
御祭神は武甕槌大神。
奈良の春日大社の本殿は春日造りで四殿に分かれており、第一殿に鹿島神宮から迎えられた武甕槌命、第二殿には香取神宮から迎えられた経津主命、第三殿、第四殿には枚岡神社から迎えられた天児屋根命と比売神が祀られている。
つまり鹿島神宮は、元春日の神様をお祀りしている神社ということになるのだ。
まず、大きな鳥居をくぐり、神域へ。
杜に囲まれたさほど長くない参道に足をすすめると、寛政十一年(1634)に建てられた重要文化財の楼門をくぐって社頭に出てくる。
拝殿の前には石鳥居が建ち、ここの御社殿も権現造りである。
この御社殿には権現造りとして特徴的な石の間が残っているという。
石の間は拝殿と本殿を繋ぐ建物である。
本殿は黒塗りであり、精巧な彩色がなされており美しい。
本殿は流造りであるが、屋根の流れをさらに伸ばして石の間に連結しているところが珍しい。
本殿に向かい合うように建てられているのが仮殿。
その名のとおり、本殿などを修復するときに御神体をお遷しする仮の本殿であり、現在は摂末社の御神霊をお祀りしているという。
ここも石灯篭には鹿が刻まれており、戦前は境内にも鹿がいたらしく、現在には境内の鹿園にて飼育をされているらしい。
なぜ鹿か、ということであるが、鹿島神宮の神使は鹿であり、これは奈良の春日大社と同じことである。
以前から、この鹿島神宮、香取神宮を参拝したいと思っていたのだが、ようやく念願かなって今回参拝するができたのであった。
2008年05月01日
香取神宮
千葉県香取市に鎮座する香取神宮。
今年が御鎮座二千六百五十年という、日本でも屈指の古社である。
奈良の春日大社は、この香取神宮や鹿島神宮の御祭神を古都に迎え入れたことを起源とするだけあって、その深い由緒を感じることができる神社であるのだ。

参道に足をすすめると、清浄な杜に包まれた境内に包み込まれるような感じがする。

この時期は新緑も美しく、とても気持ちがよい。

元禄十三年(1700)に幕府により造営された重要文化財の楼門をくぐり社頭へと進む。

まず、そこに鎮座される御社殿の黒塗りに驚かされる。

御社殿は黒塗りであるが、いたるところに極彩色の彫りや塗りが施されていて素晴らしい。

正面にある建物は拝殿。
桧皮葺のこの建物は、実は昭和十三年に建造されたもの。
しかし、香取神宮は本殿、拝殿などを一連の機構とした権現造りの建築物であるため、御社殿とぼかして述べたほうがよいかもしれない。
重要文化財の元禄十三年に造営された本殿は、両流れ造りという少し変わった様相であり、中殿により拝殿と棟続きとなっている。

これは本殿を後ろから撮影したもの。

本殿の周辺にも、杉などの巨木が生い茂り、その荘厳さを増していると言えるだろう。

こちらは今、祈祷殿として使われている旧拝殿。

楼門、本殿などと同じ元禄十三年の造営であり、この建物は現在の拝殿とは違い朱塗りである。
香取神宮は、現在の神社に失われつつある神々しさを残す、素晴らしい神社であった。
今年が御鎮座二千六百五十年という、日本でも屈指の古社である。
奈良の春日大社は、この香取神宮や鹿島神宮の御祭神を古都に迎え入れたことを起源とするだけあって、その深い由緒を感じることができる神社であるのだ。
参道に足をすすめると、清浄な杜に包まれた境内に包み込まれるような感じがする。
この時期は新緑も美しく、とても気持ちがよい。
元禄十三年(1700)に幕府により造営された重要文化財の楼門をくぐり社頭へと進む。
まず、そこに鎮座される御社殿の黒塗りに驚かされる。
御社殿は黒塗りであるが、いたるところに極彩色の彫りや塗りが施されていて素晴らしい。
正面にある建物は拝殿。
桧皮葺のこの建物は、実は昭和十三年に建造されたもの。
しかし、香取神宮は本殿、拝殿などを一連の機構とした権現造りの建築物であるため、御社殿とぼかして述べたほうがよいかもしれない。
重要文化財の元禄十三年に造営された本殿は、両流れ造りという少し変わった様相であり、中殿により拝殿と棟続きとなっている。
これは本殿を後ろから撮影したもの。
本殿の周辺にも、杉などの巨木が生い茂り、その荘厳さを増していると言えるだろう。
こちらは今、祈祷殿として使われている旧拝殿。
楼門、本殿などと同じ元禄十三年の造営であり、この建物は現在の拝殿とは違い朱塗りである。
香取神宮は、現在の神社に失われつつある神々しさを残す、素晴らしい神社であった。


